温水洗浄便座の水抜きの画像

温水洗浄便座の水抜き

知っててお得

今回の記事は大家さん向けなのかもしれません。

温水洗浄暖房便座はウォシュレット、シャワートイレなど呼び名が複数ありますがメーカーがつけた名前なので機能としては同じもの。
今や80%を超える普及率になったようです。
岩手県は全国では下位の方のようでしたが、それでもかなり増えてきました。

一般家庭ではかなり多くなっているのかもしれませんが、既存の賃貸物件ではまだまだこれからという感じがします。
「ウォシュレットがないと嫌!」「自分で設置しても良いですか?」という声が聞かれるようになってきましたので、
エアコンに続く、あって当然の設備になりつつあります。

賃貸物件で温水洗浄便座も気を付けなければならない設備の一つです。
それはずばり「凍結!」

居住中は通電しているので関係のないことですが、空室の温水洗浄便座は気を付けないといけません。
お部屋を退去した後に水抜きをしますが、忘れがちなのが温水洗浄便座内の水抜きです。
ここ・・・・・あっさり凍結&破損する場所です。
誰も住んでいない冷え切った場所でのこの設備は要注意です。

私も何度か凍結破損になっているものを見ました。

この時期空室で温水洗浄便座があるという大家さんは水抜きの点検をしましょう。

便座は外して掃除出来るのはご存知ですよね。
しばらく放置していて外すと目もくらむような汚れに出会うことがあります。
見えないので普段は良いのですが、汚れはしっかりついている場所です。
たま~にやりましょう。
プラスもれなく汚いのが脱臭のフィルター。
まずほとんど綿埃りでみっちりつまっています。
普通の色ではなく茶色くなっている綿埃が・・・・・・
ここも取ってあげることで脱臭効果がよみがえってきます。

年末近くなってきました。水がそれほど冷たくないこの時期に折角ですからチェックしてみてはいかがですか。

話がそれました。


トイレの水抜きは、トイレタンク内を空にする、念をいれるなら便器内とタンク内に不凍液を入れればOkです。
しかし温水洗浄便座に限ってはこれだけでは温水のたまっている部分に水が残ったままです。
もうひと手間かけて出さないといけません。

洗浄用の水が溜まっている部分の水を抜く栓があってそれを開けることで水が出てきます。

曲者なのがこの水抜き栓のある場所。
便座の下にあるもの、横にあるもの、タンク一体型だとタンク下にあるものetc


これ↓は便座を挙げたところにあるタイプ。幅広目のマイナスドライバーだと開けやすいです。1円玉でも大丈夫なことも。



場所が分からない時は取扱い説明書で確認するしかありません。

無い場合は、ネットでトイレの型番を検索すると大体取扱説明書がダウンロードできるはずです。
それをもとに水抜きをやってみましょう。

あるトイレの水抜きをしようと便座を上げてみたら、それらしきものは何もなし。
その場で携帯で品番を入れて検索。
このトイレは横にありました。


10円玉で便座横の栓をクルクル開けて外しました。


最初は結構ない勢いで出てきます。ねじを外したところから出るとは限らないものもあり、

出てくる水の量も結構多いので
事前に床に雑巾や水受けの容器を用意しておいてください。

あとはホース内の水を抜けばばっちりかと・・・・

しかし、トイレって狭いので体が邪魔!手もすんなり入って行かない!見えない!と結構やっかいな場所です。
狭いので普通のドライバーも入らないこともザラです。家庭用のコンパクトなドライバーセットが丁度良いです。
水受けの容器もバケツが入らないことも多いのでちょっと小さめで500mlは入るくらいの容器が良いと思います。

面倒というのであれば
ハウスクリーニング屋さんにお願いするとか、冬の間は通電したままにしておくとか、何らかの対処をした方が良いでしょうね。
凍結させて交換するよりは手間もお金もかからないのではないのかなと思います。

入居中の方には関係ない内容でしたが、おそうじがてら一度確認してみても良いと思います。
ここまですっきり綺麗になれば運気も上がるっていうもんです。思いたいです。


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